ドクターズコラム

インビザライン治療でつらい思いや後悔しないために知っておきたい基礎知識

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こんにちは。和歌山市ふじと台のかわさきデンタルクリニックです。

当院ではインビザライン矯正の無料カウンセリングを実施しています。
カウンセリングに来られる方の中で「矯正治療で後悔したくない」と言った不安を持たれている受診者の方が度々いらっしゃいます。

その「後悔」を懸念される理由を尋ねてみるとインターネットで「後悔した」「やらなければ良かった」と言った体験談を見かけて不安に思っているとのことでした。

私たちは「痛みや不安を抱える受診者の方のお話しに耳を傾け、症状を正確に把握し、より良い治療をご提案したい」「一方的な説明にならないように、受診者の方とコミュニケーションをとることを心がける」と言った治療方針を掲げていますので、そう言った方たちの不安や疑問に対してじっくりとお話をさせていただいています。

こうしたご不安や疑問をお持ちの方が一定数いらっしゃることから、今回はインビザライン矯正治療における「後悔」をテーマにして解説したいと思います。

インビザライン矯正治療で後悔してしまうこと

治療中に思う後悔 :
マウスピースの着脱や自己管理、歯が動いている時や新しいマウスピースへ交換した時におこる痛みなど治療期間中に手間や痛みが発生したとき。

治療終了後に思う後悔 :
治療計画通りに歯が移動しなかった、噛み合せが悪くなってしまったなど治療が上手くいかなかったとき。

この2点のどちらかを感じた時に後悔を思われると考えられます。

1つひとつ解説したいと思います。

マウスピースの着脱 :
インビザライン矯正は着脱可能な薄くて透明なマウスピースを1日22時間以上装着して歯を少しずつ動かしていく治療法で、歯が動く時の痛みも軽減できることなどがメリットとしてあげられます。

しかし治療期間中の生活の中でマウスピースの着脱など、自己管理を徹底する必要があるため、そうしたことを手間だと思ってしまう方は少なくありません。

特に1日22時間以上のマウスピースの装着やご飲食前後のマウスピースの着脱、歯磨きなどのデンタルケアを手間に感じるのだと思われます。

新しいマウスピースに交換した時に生じる痛み :
インビザライン矯正は適切な位置に少しずつ歯を動かして治療法です。
状態によって異なりますがおおよそ1~2週間ごとに新しいマウスピース(アライナー)に交換する必要があります。

新しいマウスピースに交換すると2~3日は歯や歯根膜に圧力がかかり多少なりとも痛みを感じやすくなります。

痛みの程度は人それぞれ感じ方が異なりますが数日で歯になじみ痛みはなくなります。
痛みが続いたとしても、おおよそ7~10日程度でその後は自然と痛みはなくなります。

噛み合せが悪くなった :
矯正治療は審美的側面である「歯並び」と機能的側面である「噛み合せ」の両軸を良くすることを目的としています。

そのため矯正治療によって噛み合せが悪くなったという様なことはおこりにくいと考えられます。

しかし審美的側面に偏ってしまった結果、噛み合せが悪くなってしまったと言った事がおこる可能性はあります。

そのため審美的側面と機能的側面の両軸の観点から治療計画、治療方針を立てられる専門医が在籍する歯科医院を選ぶことが重要です。

矯正が上手くいかなかった : 
インビザライン矯正治療は自己管理に依存します。
マウスピースを着け忘れていた、しっかりマウスピースを着脱できなかった場合は予定通りに歯が動かない可能性が高くなってしまいます。

また歯を適切な位置に動かした後に、歯が後戻りしないための保定期間がありその期間中もマウスピース(リテーナー)をしっかり着けている必要があります。
それを怠ってしまうとせっかく長い期間かけて動かした歯が後戻りしてしまいます。

インビザライン矯正治療で後悔しないための2つの重要ポイント

1 矯正治療に精通した認定医や専門性の高い治療を提供してくれる歯科医院を選ぶこと

2 治療期間中(保定期間も含む)はマウスピースをしっかり着脱できていることや1日22時間以上の装着ができていること

この2点がインビザライン矯正治療で失敗や後悔しないための重要なポイントになります

ここからはワイヤー矯正とインビザライン矯正の違いとメリット・デメリットを解説します。

ワイヤー矯正とインビザライン矯正のメリット・デメリット

矯正治療は大きく分けるとワイヤー矯正とアライナー矯正の2種類に分けられます。
ワイヤー矯正には主に表側矯正、裏側矯正、ハーフリンガル矯正の3種類があります。

ワイヤー矯正の種類

ワイヤー矯正は歯の表面にブラケットを装着しワイヤーを繋いで歯を動かす表側矯正と歯の裏側にブラケットを装着しワイヤーを繋いで歯を動かす裏側矯正、上の歯には矯正装置を裏側に装着、下の歯は矯正装置を表側に装着して歯を動かすハーフリンガル矯正の3つがあります。

表側矯正のメリットは治療実績が多く様々な症例にも対応が可能。
デメリットは矯正装置が目立ってしまう、歯磨きがしづらい、食べものが引っ掛かるなどがあげられます。

裏側矯正のメリット : 歯の裏側に矯正装置を装着しているため目立たない。
デメリットは治療期間が長引く可能性がある、しゃべりしづらい、歯磨きがしづらい、食べものが引っ掛かる、矯正装置が舌にあたってしまう、歯の裏側に装着した矯正装置に違和感を感じるなどがあげられます。

ハーフリンガルの矯正メリット : 表側矯正よりは目立ちにくいこと。デメリットは治療期間が長引く可能性がある、しゃべりしづらい、歯磨きがしづらい、食べものが引っ掛かる、矯正装置が舌にあたってしまう、歯の裏側に装着した矯正装置に違和感を感じてしまうことなどがあげられます。

インビザライン矯正

オーダーメイドで作られた着脱できる薄くて透明のマウスピースを1日22時間装着して歯を少しずつ動かします。

大きなメリットは目立たない、好きな時に取り外すことができる、矯正装置を外して食事や歯磨きができる、口腔内が傷つきにくい、痛みが少ないことなどがあげられます。
デメリットは自己管理が必要、症例によって対応ができない場合があることです。

インビザライン矯正は矯正装置である薄くて透明なマウスピースをしっかり装着すること、装着時間を守れていれば好きなタイミングで取り外す事ができることや周囲に気づかれずに矯正治療ができることから受診される方が増加しています。

インビザライン矯正は食生活が正せてダイエット効果も?

インビザライン矯正をはじめると飲食前後のマウスピースの着脱、歯磨きを面倒に感じる方がいらっしゃいます。

矯正治療をする前は食間にお菓子やスイーツなど摂ることが多かった方が、マウスピース矯正をはじめてから飲食前後のマウスピースの着脱やデンタルケアを手間に感じて徐々に間食が減り知らぬ間にダイエットが出来ていたと言った報告を受けることがあります。

無料相談・カウンセリングを実施しております。お気軽にご連絡ください

当院ではインビザライン矯正に関する無料相談、カウンセリングを行っています。
専門知識を持つ歯科コーディネーターがお話やご相談をお伺いし、疑問にお答えいたします。

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「自分の歯の状態ではどれぐらいの矯正治療期間が必要なのか」「マウスピース矯正の痛みが不安でなかなか治療に踏み込めない」「インビザライン矯正にかかる費用ってどれぐらいだろう」など、お悩みやご質問がありましたら、是非一度インターネットや電話で気軽に無料カウンセリングへお申し込みください。

見た目や痛みに悩まされることなく、より美しい歯並びを手に入れたい方は、ぜひ当院でのインビザライン・マウスピース矯正治療をご検討ください。

医療法人かわさきデンタルクリニック 理事長・院長 川崎 豪彦