ドクターズコラム

こんにちは。和歌山市ふじと台のかわさきデンタルクリニック院長の川崎です。

インプラント治療にまつわる、さまざまな情報を解説している「ドクターズコラム」ですが今回のテーマは、「インプラントの保証制度」について解説します。

何かしらの理由により歯を失ってしまった場合、保険適用が認められている治療はブリッジと入れ歯のみです。

インプラント治療は国が定めた保険制度が適用されない自由診療で高額になりますが、将来的なことを考えて、インプラントを選択する方が多くいらっしゃいます。

インプラント1本あたりの治療費は歯科医院が採用しているインプラントメーカーによって異なります。
低額の場合で10万円～15万円、高額なところでは60万円以上と金額に幅があります。
平均的な治療費は総額45万円前後です。

この様に保険適用が認められる治療よりも費用が高額なため、保証内容を気にされる受診者の方も少なくありません。

インプラントは5年から10年の保証制度がついていることがほとんどで、インプラントに不調が生じてしまった場合に適用条件が合えば無償で再治療が受けられます。

インプラント治療の保証制度で知っておきたいことは保証内容、保証の条件、保証期間の3つです。

インプラント治療保証制度とは、歯科医院が定めた指定期間内に適用条件が合致すれば再治療を保証する制度のことです。

例えば医師の指示を守ったにも関わらず、不調が生じてしまったり破損した場合などに無償で再治療してくれます。

保証は無条件で適用されることはなく、一定の条件によって適用されます。
多くの歯科医院が設定している必須条件は、「定期メンテナンスを受診していること」と「禁煙」ですが、その他に条件を設定している場合もあります。

など

インプラントは3つのパーツで構成されています。

顎の骨の中に没入するインプラント体(歯根部)、インプラント体と人工歯を連結するために取り付けられるアバットメント(支台部)、インプラントに被せる人工歯（上部構造）。

保証期間はこのパーツごとに異なる場合があります。

例えば、インプラント体とアバットメントは10年保証、上部構造が5年または7年と言った保証期間を設けていたり、全てのパーツを5年または10年保証としていたりと様々です。

全てを取り付けた日から5年または10年保証と設定していたり、インプラント体と上部構造を取り付けた日を保証開始日に設定するなど歯科医院によって異なります。

保証期間内であれば、何度でも無償で再治療を行ってもらえる場合と対応回数が定められている場合もあります。

当院では「ガイドデント」というインプラント治療保証会社が行っている、第三者によるインプラントの10年保証システムを採用しています。

インプラントを埋めた日から保証がスタートされ、保証が適用されるには定期的なメンテナンスを受ける必要があります。

インプラントの保証につきましては、ご来院の際に詳しくご説明致します。

インプラントを長く使用していただくために1番大切なことは、毎日のデンタルケア(歯磨き)と禁煙、定期メンテナンスを受診していただくことです。

歯科医院によって保証内容、保証条件や保証期間が異なります。
インプラント治療を受診される前に必ず歯科医院から説明を受けて確認しましょう。

当院ではインプラント治療に関する無料相談を実施しています。

「自分がインプラント治療を受けられるか確認したい」「具体的にかかる費用が知りたい」という方は、電話やインターネットでお気軽にお申込みください。

専門知識を持つインプラントコーディネーターがお話やご相談をお伺いし、疑問にお答えいたします。