ドクターズコラム

マウスピースで歯並びや噛み合せが治せるインビザライン矯正

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こんにちは。和歌山市ふじと台のかわさきデンタルクリニックです。

近年、10代から40代前半の歯列矯正患者は増加傾向にあります。
その背景には目立つことなく矯正治療ができるアライナー矯正(マウスピース矯正)の認知向上なども関係していることもあげられます。

その関心の高さがうかがえる一方で矯正治療を検討されている方の中でマウスピースを装着するだけでなぜ歯並びが整うのか?などマウスピース矯正に関して疑問に思っていらっしゃる方も少なくありません。

今回はアライナー矯正のカウンセリングや相談へいらっしゃる方からいただく質問を基にアライナー矯正で使用するマウスピースに関することを解説します。

アライナー矯正(マウスピース矯正)について

アライナー矯正とは薄くて透明なマウスピースを使用する矯正を指します。

アライナー矯正の主なメリット

・目立たず矯正治療ができる
・1日の装着時間を守れていればアライナーの着脱は自由
・アライナーの着脱が自由なためしっかり歯磨きができる
・歯を少しずつ動かしていくため痛みが少ない
・薄くて表面が滑らかな素材でできたアライナーを装着するため違和感が少ない
・歯の動きなどを確認する定期検診は1~2か月に1度で通院回数が少ない
・ワイヤー矯正と違い矯正装置で口内を傷つける恐れがない

アライナー矯正の主なデメリット

・自己管理を徹底する必要がある
・1日22時間以上、アライナーをしっかり装着する必要がある
・症例によっては対応できない場合もある
・飲食や歯磨きの度にマウスピースを着脱する手間がある
・1~2週間に1度新しいアライナーに付け替えるときに若干の痛みを感じる場合がある

アライナー矯正を提供しているブランド

今では様々なブランドがアライナー矯正を展開していますが、それぞれに特色があり治療プラン、費用、治療期間、通院頻度、治療範囲なども若干異なります。

以下にアライナー矯正を提供しているブランドの一部を紹介します。

世界的シェアNo.1の「インビザライン」、インプラントシェアNo.1のストローマングループが提供する「クリアコレクト」、「アソアライナー」、「キレイライン」「DPEARL(ディパール)」、「hanalove(はならぶ)」、シンガポールの「Zenyum(ゼニュム)」、「スマイルトゥルー」、「ホワイトライン矯正」など15ブランド以上あります。

当院で行っているアライナー矯正は世界シェアNo.1のインビザラインですので、ここから先はインビザラインを基に解説します。

マウスピース型の矯正装置で歯並びが整う仕組み

歯列矯正とは歯や歯根膜に圧力をかけて歯を動かしていく治療法で、ワイヤー矯正やアライナー矯正も同じ仕組みで歯を動かしていきます。

マウスピース型の矯正装置を使ったアライナー矯正は治療前に行う検査と診断、歯の動きのシミュレーションを基に治療計画や治療方針を策定します。

治療で使用するアライナーは目標となる歯並びを基に、想定された歯の動きに合わせて複数作製します。

歯の動きに合わせて作製されたアライナーは1~2週間おきに交換して歯や歯根膜に圧力をかけて目標の歯並びまで段階的に歯を少しずつ動かしていきます。

これがアライナー矯正で歯並びが整う仕組みです。

治療期間に使用するアライナーの枚数

治療期間中に使用するアライナーの枚数は症例によって異なりますが、その数はおおよそ30~60枚が一般的です。

保定期間について

矯正は歯を動かすだけではなく、動いた歯を安定させるためにマウスピース型のリテーナーと言う保定装置を使って固定する保定期間が必要です。

保定期間はおおよそ歯を動かした期間と同じです。

リテーナーの1日の装着時間は歯を動かす時と同様ですが、歯を支えている骨が安定すると就寝時のみの装着に移行します。

自己管理によって理想の歯並びに近づけられます

アライナー矯正は治療期間中の自己管理が最も重要になります。

以下の4点をお守りいただけないと治療効果が得られない場合もあります。

・1日22時間以上のアライナーの装着 ※最低でも20時間以上の装着を推奨
・アライナーをしっかり装着すること
・1~2週間おきにアライナーを交換
・1~2か月に1度のペースで歯の動き等の定期検診を受診

アタッチメントを付ける場合もあります

アライナー矯正では歯並びの状態によってアタッチメントを使用する場合があります。
アタッチメントとは、歯の表面に付ける小さな突起を指します。

主にアライナーのズレを防いだり、歯に圧力をかけて効率よく歯を動かすために使用します。※歯の状態によってはアタッチメントの他に顎間ゴムを使用する場合もあります。

またアタッチメントを付ける位置や数は歯並びの状態によって異なります。
歯の表面に付けたアタッチメントは治療終了時に特殊な機械を使って外すため、歯を削る心配もありません。

このアタッチメントですが、「目立つんじゃないか?」と心配される方もいらっしゃると思いますが、歯と同色の樹脂でできているため目立つ様なものではありません。

ただしコーヒーや紅茶、お茶、赤ワイン、カレー、シチューなど色の濃い物を頻繁に飲食するとアタッチメントやその周りに着色してしまう恐れがあります。

アライナー矯正で顔が変わる?

薄い素材でできたアライナーを装着することによって、顔つきに変化がおきる事はありませんが、歯列が整うことで顔つきに変化がおこることは考えられます。

eラインが整い横顔や口元の印象が変わる

特に出っ歯が改善すると前歯が奥に引っ込み、鼻先と口元を繋いだeラインが整い綺麗な横顔になったり、歯列が整うことで口を閉じる事ができて口元の印象が変わります。

市販のマウスピースによる歯列矯正について

当院のインビザライン矯正のご相談やカウンセリングを受診される方から「市販のマウスピースで矯正が出来るか?」質問されることがありますが、お勧めは出来ません。

市販のマウスピースは歯ぎしりやスポーツによる食いしばりなどの刺激から歯を守るためのもので、歯列矯正目的に使うものではありません。

また軽度の矯正を目的とした市販のマウスピースも存在しますが、改善効果は余り見込めないと言えます。

その理由はアライナー矯正で歯を動かす仕組み上、段階的な歯の動きに合わせて作られたアライナーを使用しないかぎり目的の位置へ歯を動かすことは難しいと言えるからです。

当院で行っているアライナー矯正インビザラインについて

インビザラインは数多くの臨床データがあることや対応可能な症例が多いこと、信頼性の高さなどがあり、世界中で最も普及しているアライナー矯正です。

また日本の歯科医院の多くで提供されているアライナー矯正はインビザラインであることが多いと言えます。

装着するアライナーは歯の状態に合わせた完全オーダーメイドで、初回の検査、診断によって歯の動きが設計されたアライナーを使用します。

治療期間は症例によって異なりますが検査、診断によっておおよそ予測ができるため、ゴールを決めて矯正治療を行うことができます。

主なメリットは矯正装置が目立たない、着脱が自由、痛みが少ない、通院が少ない、口腔内を傷つけない。
主なデメリットは自己管理を徹底する必要があることです。


無料相談・カウンセリングを実施しております。お気軽にご連絡ください

当院ではインビザライン矯正に関する無料相談、カウンセリングを行っています。
専門知識を持つ歯科コーディネーターがお話やご相談をお伺いし、疑問にお答えいたします。

当院へのご予約・お問い合せ

当院へのご予約はお電話またはこちらから空き時間を検索してご利用ください。

ご不明な点がございましたらお電話・お問い合せフォームからご連絡ください。

「自分の歯の状態ではどれぐらいの矯正治療期間が必要なのか」「マウスピース矯正の痛みが不安でなかなか治療に踏み込めない」「インビザライン矯正にかかる費用ってどれぐらいだろう」など、お悩みやご質問がありましたら、是非一度インターネットや電話で気軽に無料カウンセリングへお申し込みください。

見た目や痛みに悩まされることなく、より美しい歯並びを手に入れたい方は、ぜひ当院でのインビザライン・マウスピース矯正治療をご検討ください。

医療法人かわさきデンタルクリニック 理事長・院長 川崎 豪彦